10年を経て

[あらすじ]
主人公は29歳の女性。仕事に情熱を燃やしつつ、未婚ながらも現在妊娠初期。
彼女は10年前にも子を宿したが、高卒での就職直後で休職するわけにもいかず、中絶せざるを得なかった。
10年前と比較し、彼女は2度目の妊娠をどう捉え、どのような決断を下すのか――。

同世代の友人たちが、どんどん赤ちゃんを作っていく。
おめでたい一方、「子供ってそんなに簡単に作っちゃっていいの？」という疑問を抱くとともに、これだけ医療技術が発達しているにもかかわらず、生殖の分野では、背負うリスクの性差が大きすぎる原状を憂い、制作を開始。
自分なりの妊娠・出産観と、それらをめぐる男の加害性や無力さを、当事者の語りのみで表現することを目指した。

上映歴
2023/4 ギャラリー国立 春の小作品展
2023/5 漂着する映画たち
2023/8 第1回 みちくさ映画祭
2023/9 第四世界/横浜 シネマ ジャック&ベディ
2023/9 Monster Exhibition 2023/渋谷ヒカリエ
2024/4 第15回 躍動する現代作家展/福岡アジア美術館(躍動する現代作家賞受賞)

出演
宇都有里紗、平隆人、渚まな美

Monster Exhibition 2023でのモニター上映

ギャラリー国立さまでのタブレット上映