東京フェイクドキュメンタリー映画祭 2023

開催日時: 2022/7/8(土)15:00～18:00
会場: イメージフォーラムさま

3度目のフェイクドキュメンタリー映画祭。
青春、SF、友情、ホラー、恋愛など、これまで以上に多様なテーマの作品を上映。
監督トークショーでは、チャットアプリを使ってお客さんから質問を募るなど、新たな試みも実施。
満員の会場が笑いに包まれ、幸せな時間でした。
来場者の皆さまと、すべての出品者の皆さま、ありがとうございました。

上映作

しどろもどろ / 14分　監督: 西崎羽美さん
グランプリ受賞作品(『赤塚溜池公園川鵜撲殺事件』と同時受賞)

“魅力的な主人公を撮る"ことを目指し、監督は友人にカメラを向けて記録映画を作り始めるが、友人は突然、姿を消してしまう。監督は友人と繋がりのあった人を訪ね、その人物像を探ろうと試みる。フェイクドキュメンタリーが問う、普遍的な主人公論。

赤塚溜池公園川鵜撲殺事件 / 8分　監督: 佐藤健人さん
グランプリ受賞作品(『しどろもどろ』と同時受賞)

「殺していいのかよ！ 生きてるものを！」
日曜の公園で、老人が鳥を撲殺したところ、市民同士の口論勃発。しまいには警察も駆けつける事態に。 カオスだらけのエンターテイメント。これは虚構か！？ 現実か！？

７/１７ / 11分　監督: 江川知弘さん

夜９時に彼女と会う約束をしていた監督だったが、トラブルが発生して足止めを食らう。このままだと彼女と夜を過ごせない！ 異様な精神状態に陥った監督は、目の前の出来事を自ら撮影し始めるのだった……。

OUT of TOKYO202x / 14分　監督: 幾世明訓さん

TOKYO2020の開幕日に国立競技場付近にやってきた２人の未来人の物語。延期の末に訪れた"特別な１日"に、２人は何を感じるのか？ 撮影日は実際のTOKYO2020の開催当日。事実とフィクションが折り重なる、永久保存版の一本。

あっけない / 13分　監督: 福井秀策さん

基礎疾患を抱え、仕事も多忙な単身男性・柳川。体調を崩して入院するも、コロナの影響で友人との面会は許されない。友人の一人・福井は、柳川とのリモートでの会話を記録しつつ、励ましの言葉を送るも……。"コロナ映画"の到達点。

(vlog)入国四日目・2022年8月24日 / 16分　監督: 若海佑樹さん

時はコロナ禍。台湾入国直後の隔離生活を送る作者が、ホテルでの自身の姿を記録したセルフドキュメント。作者はなぜ、日本を離れ台湾にやってきたのか？ 無言のまま食事をし、本を読み、パソコンの画面を眺める作者の姿が、観る側の心をかき立てる。

Own Story / 5分　ディレクター: 宮森みどりさん

４人の若者がカメラの前で恋愛経験を語る。間違いなく誰かは嘘をついているが、鑑賞者は彼らの外見や口調からしか、内容の真偽を推測することができない。フェイクと事実の混在が、観る側の無意識的偏見を誘発する実験映像。

炎の秘祭 ～長野県・在那祭～ / 23分　監督: 宮島岳人さん

長野県で500年続く祭・"在那祭"。長男を持つ男性が祭に参加すると、我が子が神のご加護を得られるという。しかし、この祭は危険を極め、過去には死者が出たことも。取材班は祭に参加する男性と家族に密着。次第に祭の秘密に迫っていく。

会場協力
イメージフォーラムさま

フライヤー製作
おしょぼさん

フライヤー設置協力(東→西順)
Strangerさま
ケイズシネマさま
アップリンク吉祥寺さま

おしょぼさんにお作りいただいたフライヤー